もうだいぶ前の話になるのですが、スベインのバルセロナに住んでいたことがあって、それでなつかしくなり、近所の本屋さんにでかけたときに旅行ガイドブックをパラパラ。
「あー、なつかしい。」
「バルの料理、おいしそう。ハモンセラーノたべたいなぁ」
なんて、しばし、思い出にふけっていました。
が、しばらくベージをめくっていて、なんとなく不思議な違和感を感じたのです。
そして、その理由は何かと、じーっとページを覗き込んでいたら、あることに気が付きました。
そう!
たくさん美味しそうな料理の並んだバルの写真。
床に全くゴミが落ちていないのです。
有名なお店なんだし、床にゴミが落ちていないのは当たり前でしょ?
とおっしゃられるかもしれません。
もしかしたら、(単なる私の記憶違いかもしれませんが)かつて、スペインのバルでは、おいしい料理で人気のあるお店ほど、床にはゴミが落とされていた…はずです。
繁盛して人気があるお店だからこそ、床がゴミでいっばいになる、そんな発想にびっくりした、という記憶がどこかにありました。
そして、みんな楽しそうに食べている中で、お店の人は、いっばい撒き散らされた紙くずなどをどんどん、バサバサと箒で掃いていきます。
そんな私の記憶の中のバルセロナのお店のイメージは、いつしか消えてしまっていたようで、最新の旅行ガイドでは、本当に美しい、ビカピカの床のお店の写真ばかりが載せられていたので、とても違和感を感じたのでした。
ふと気がつくと、となりにやってきた娘が「あー、バルセロナ。サグラダ・ファミリアに行きたいー!連れてってー」
当初の予定よりずつと早く完成することになったサグラダ・ファミリア。
確かに、その完成した姿を、いつか見に行きたい!できれば子どもたちにも見せてあげたい!と思います。
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